ひとよし鍼灸接骨院スタッフの住田が更新します!
本日はブログへご訪問いただき誠にありがとうございます。
もっとカラダのことについて知りたい皆様に届けばと思います。
今回のブログはタイトル通り「痩せる必要性」についてです。
病院等の先生から痩せましょうと言われた経験がある方も中にはいるのではないでしょうか?
なぜ、必要なのか?
ぼんやりとは知っているとは思いますが、ここではもう少し細かく説明をしていきます。
突然ですが
人体で最も荷重がかかる関節を、ご存知ですか?
この流れですから、もちろん正解は膝です。
膝関節は人体の関節の中では最大です。何が最大なのか?
関節の広さです。
特に私たち人間のような二足生活を過ごしている動物にはとても大切な関節です。
主に曲げる・伸ばす方向に運動をします。身近では二つ折り携帯(昨今ではすでに身近ではないか?)や、引き戸や押戸が想像しやすいかもしれませんね。
とにかくメインは曲げる・伸ばすの運動です。
荷重関節である膝関節は、歩いている時には最低でも体重の約3倍と言われます。
スタッフ住田で換算すると…体重が64キロなので64×3=192kgとなります。
私が1歩進むと192kg膝に荷重がかかるんです。
皆様も試しに計算してみてくださいね。
1kg体重が増えると、一歩で3kg負担が増える…すると下のようなダンベルがドスン、ドスンと膝にのしかかってくるのんですね。
ちょっと恐怖。
私たちの業界では、いろいろな治療院や病院で膝の診察を受けた方のお話を聞くことが多々あります。
その中で「体重を落としてくださいと言われました」という話をよく耳にします。
それはおそらく、このような以上のような理由で膝へ負担がかかりやすくなるから、減量すれば負担も減りますよ!
と伝えたいのだと思います(これはあくまで私の推測ですが…)
でも頭ごなしに痩せてくださいと言われても、理由知らないと「何で痩せんといけんのん?」ってなりますよね。
このブログを読まれた方は
- 1歩で体重の3倍の負担が膝にかかっている
- 体重は1kg増えただけでも膝には3kgの負担がかかるようになる
- だから体重のコントロールが大切なんだ!
と思ってくださいね。話が長くなりました。では、痛みなくグラグラせずに安定して歩いていられるのって何でだと思いますか?理由はいろいろあるんですが、大きくまとめると…
- 膝関節自体が面積が広く荷重を分散できる構造を備えている。
- 人体中、トップクラスのパワーがある筋肉が集合している。
- 靭帯や軟骨が丈夫で密接に連結している。
といった理由があります。
肩と膝の関節の面を比較してみましょう!
膝関節の関節面
肩関節の関節面
赤で囲んだ部分が関節がはまり込むところになります。まさに、一目瞭然ですね。
関節の面が、膝関節は広く、肩関節は狭い。
膝の方が支える面が大きいので骨が安定します。
安定感と可動性は反比例。
関節の構造は基本的に反比例の法則で出来ています。
膝関節 | 肩関節 |
---|---|
安定感がある 動く範囲が狭い | 動く範囲が広い 安定しない |
何かを手に入れるためには、何かを犠牲にしなくてはならない。カラダにはそんな構造もあります。同じ関節でも形態や機能は様々なんです。
本日は膝の基本的な構造についての更新でした。
次回は「膝を伸ばす」に焦点を当てて、ブログを更新しようと思います。皆さんの膝はしっかり伸びきっていますか?
ぜひご覧くださいね。
最後までご清覧頂きありがとうございました。