皆様が感じている膝の疑問TOP3~Q&A~
ひとよし鍼灸接骨院スタッフの住田が更新します!
本日もブログへご訪問いただき誠にありがとうございます。
最近は野球の他にロードバイクでカラダをいじめることにはまっています。本日もよろしくお願いします!
本日は、当院でよく質問されることの多い「膝の疑問」についてお応えいたします。
よく質問されるということは、もしかすると皆様も一度は感じたことがあることかもしれませんので、この機会にチェックしてください!
読む前の注意点
また、世の中にはいろいろな治療家・セラピストがいます。様々な考え方や、思想、流派があります。
私達ひとよし鍼灸接骨院のスタッフが真剣にカラダの勉強をしていく中で「この可能性が高い」というものをピックアップしてなるべく皆様にご理解・ご納得いただけるよう説明しているものです。
賛否両論あるかもしれませんが、一つの参考になればと思っています。
それではまずはこちらの疑問からどうぞ!
- 変形性膝関節症の手術で人口の関節に入れ替えたけど、痛みが良くならないという話をよく聞きます。なぜ痛みが良くならないのでしょうか?
重度の変形性膝関節症の場合、軟骨や骨棘の形成などがとても酷いため、人工の関節に入れ替える手術をします。関節内の構造は全て人工物になるので、一部の神経や靭帯、軟骨などが無くなります。関節の中には人工関節しかないので痛みは起こらないと考えられます!先ほど説明したように関節は全て人工になっており、関節の角度なども手術で調整されているからです。では、なぜ手術をしても痛みが残ってしまうのでしょうか?
その痛みは術前・術後の状態にあると考えられます。膝が変形してるから痛みが必ず骨・軟骨・靭帯から出ているとは限りません。関節周りの筋肉から膝周囲に痛みが起きていることも多くあります。仮に変形しているけど、痛みの原因が筋肉だった場合、手術で関節の変形が治ったとしても、痛みの出ている筋肉は治っていませんよね?関節が手術前と変わったとしても、痛みの原因となっている筋肉が手術前と変わってないとしたら…術後に痛みが出てもおかしくはないと思います。
- 膝が痛くてヒアルロン酸注射をしました。痛みが無くなる人もいたり、逆に全く効かないという話を聞いたりします。なぜ、効く人と効かない人と差が出るのでしょうか?
ヒアルロン酸注射は関節の腔内に直接します。注射の中には関節を滑らかにする滑ためのヒアルロン酸、その他に痛みを抑える鎮痛剤、炎症を抑える抗炎症剤が入っているのをご存知でしょうか?例えば膝の痛みの原因が関節の中にある人だった場合、この注射の中に含まれている薬が効き、痛みと炎症を抑えてくれるためヒアルロン酸注射が効くことが考えられると思います。
では、逆に痛みや炎症が関節の腔外だった場合にヒアルロン酸注射をしたらどうでしょうか?ヒアルロン酸注射が効く可能性は低いと考えられます。その理由は原因が中ではなく外だからです。このように原因が全く違う場所にあるのに、やみくもに関節に注射をしても的外れなことをしているだけで、注射は全く効かないと思います。注射が効く人と、効かない人の差はここにあるのではないでしょうか。
- 膝に水が溜まり、病院で水を抜いてもらうと癖になると言いますが、本当でしょうか?
水とは関節の動きを滑らかにする関節液と呼ばれるものです(皆様の中にはこれを油と表現される方もいます)。関節液は正常の膝だと少量ずつ分泌され、体内へ吸収されます。例えば、慢性的に関節へ負担がかかっている場合、炎症が起きてしまい関節液が過剰に分泌されてしまいます。吸収は少量ずつしかできないので、過剰な分泌量になると【吸収=分泌】だった関係が、【吸収<分泌】となり関節内は圧が高くなり、関節は動かしづらくなります。
この水を病院で抜くと圧は下がるので関節の動きが楽になります。しかしここで何日かするとまた関節に水が溜まってしまうパターンが多いのです。その答えは、水が過剰に分泌される原因が改善されていないからです。先ほど説明したように、どこかで関節に負担がかかっているから、水が過剰に分泌されます。なので水を抜くだけでは膝にかかっている負担は減っていません。水を抜くのはあくまでも対症療法で、何度も水が溜まってしまうのは、原因を根本から治していないからだと考えられます。
今回は番外編でQ&Aの更新をしました。膝のお悩みをお持ちの方の一つの参考になればと思います。
本日もご清覧いただきありがとうございました