ひとよし鍼灸接骨院スタッフの住田が更新します!
本日もブログへご訪問いただき誠にありがとうございます。
本日は「アナタの膝伸びすぎていませんか?それって〇〇膝かも…」と題して書いていきます。
(詳しくは↑をクリックしてチェック!)
そのブログの内容は「仰向けで膝の裏がちゃんと床につくか?膝がちゃんと伸びきっているか?」についてでした。
今日はそれを更に掘り下げていくお話です。
前回の復習ですが、膝の関節は正常で伸展0度・屈曲130度くらいの間で曲げ伸ばしできる関節であることを説明しました。
膝が伸びきることが大切だ!
以前のブログで私はそう皆様に説明しました。
しかし、これが過剰に伸びすぎてしまうと話は別です。
つまり、0度で止まらずもっと膝が伸びてしまうパターンも存在します。
日本にも四文字熟語でこれを表している言葉がありますね。
「過ぎたるは猶及ばざるが如し」
意味:何事も程ほどが肝心で、やり過ぎることはやり足りないことと同じように良いこととは言えない。良いと言われることでも、やり過ぎは害になるということ。
膝の関節も伸びないのもいけないが、過剰に伸びすぎると害になってしまうんです。
それはなぜなのか?一緒に知っていきましょう!
私たちの業界では膝が過剰に伸びすぎてしまうことを「反張膝」と呼びます。
読んで字の通り、膝が弓なりに反り返っている形をしているものを指します。
このような膝の形で立っている方を見かけたことはありませんか?まずは、反張膝をチェックしてみましょう。
- 足が乗せれるような10cmくらいの幅の物を用意します(丸めたバスタオルなど)
- 仰向けで寝て、用意した物の上に両足の踵を置き、リラックスします。
- この状態で膝裏と床の距離をチェックします。
膝裏が床についているようであれば、反張膝である可能性が高いと思ってください。
先ほども説明したように、膝関節の伸展は0度(水平位)で正常なので、それ以上は動きすぎとされます。
皆様はいかがでしたか?
反張膝は決してマイナーなものではありません。反張膝をお持ちの方は比較的多くみられます。
- 男性より女性に多い
- バレエ、ダンサー、モデル、水泳などをやっている方・やっていた方
- 幼い頃より全身的に関節が柔らかい方
- 立ち仕事で膝が伸びたままの状態が多い方
- ハイヒールを着用する機会が多い方
などなど…その他にも考えられる原因はあるかと思います。
では、なぜ反張膝は注意しなければならないのでしょうか?
当院に反張膝でご相談に来られた方のお悩みの特徴
- 膝(特に裏面)を傷めてしまいやすい
- 膝の形態が悪いことで骨盤・腰・背骨・首などの背骨の形態にも悪影響を受けている
- 筋肉のバランス変化や関節の補強組織に負担がかかり続け、早期の骨の変形の進行
他にも股関節の痛み、足の指が浮く、頭痛などにも関与していることもあったり…
反張膝の経過に注意しながら、変わった症状が出始めたら早めに医療機関で診てもらうことをおすすめします。
カラダが柔らかいことはとてもいいことですが、柔らかすぎるのも注意が必要という内容で更新しました。
次回はこれらのことを踏まえて「膝が変形するって?人工関節にするとどうなるの?」という内容を更新予定です。
本日も最後までご清覧いただきありがとうございました。