施術に関するご質問

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「施術はどんなことをしますか?」

当院の施術は、原因に対して効果水準が高く、かつ安全性が高い手技療法と鍼灸治療が施術の中心となります。さらに運動療法なども加えていき、一人ひとりのカラダに合わせてバランスよくおこないます。

大多数の病院や接骨院ではスタンダードな施術内容である 「電気や超音波などの機械治療」「いわゆるマッサージ」や「バキバキする矯正」などは、当院の施術法には採用していません。

来院された方から「リハビリや接骨院で何年も電気を当てているけど、なかなか良くならない」「待ち時間を潰すような時間稼ぎはもう嫌」といった内容をよく耳にします。また、私達の臨床経験上でも「電気かけて、すごく良くなったよ!!!」と、満面の笑みで言われている方を見たことがありません。そもそも症状が改善していれば、当院に来院される必要性が無いですから。

ですので、接骨院の通院経験のある方からは、「接骨院なのに接骨院らしくない施術!」とお褒め(?)とお言葉をいただいております。

「機械治療が無いのはなぜ?」

手技のみにこだわる理由は、ただ一点!「効果と安全性が高い施術法を追求」したからです。

現在、医療機器メーカーの成長も後押しし、治療院はどんどんと機械化が進んでいます。そんな中、機械治療機器を一切使用しない接骨院は珍しい部類だと思います。

カラダは私たちが治すわけでなく、「自分自身の自然治癒力」が不調を治そうとしています。「その治癒力を機械治療機器で高めるのでしょ?」とのお言葉が聞こえてきそうですが、医学的な研究データから見ると、症状改善の根拠が乏しいのが実情です。

機械はカラダの「変化」を理解できません。ある一定のプログラムに従って刺激を与えているだけです。それにひきかえ、手技療法はカラダの変化をリアルタイムで感知しながら、治る力を最大限に引き出せるような環境に導くことができます。

私達は効果が出るかどうか分からない治療を10分するのであれば、効果が出る安全な施術を10分したいと考えています。

「マッサージはしてくれないの?」

「いわゆるマッサージ」は採用していません。どうぞご了承ください。当院での筋肉に対する施術は、症状改善の効果が高く、副作用の低い、施術方法を採用しております。一部紹介すると、各種の筋膜リリース、神経学的筋弛緩、ダイレクトストレッチなどの手技があります。体格や筋肉の状態を見極め、目的に合わせて手技を選択しています。

「いわゆるマッサージ」では揉み返しという状態がしばしば起きます。揉み返しとは、激しい運動後の筋肉痛の様な痛みが出現するのが特徴ですが、筋肉の繊維が傷ついて炎症を起こしている可能性を意味しています。これでは、安全性が高いとは言えませんし、症状の改善の根拠も乏しいのです。

筋力向上という目的の延長線上の結果で起きる運動による筋肉痛と、モミモミグイグイとマッサージしたために傷ついた筋繊維の炎症による痛みでは意味が全く違ってきます。症状改善に遠回りしないように、私たちはいわゆるマッサージを行いません。

「矯正施術はしていますか?」

瞬間的な関節矯正は行っていません。柔らかく緩やかな刺激で骨格や関節の調整を行う、モビライゼーションという関節アプローチ法を採用しています。当院のモビライゼーションは、関節の正常な可動範囲内で無理なく施術を行っています。

正確な手技による瞬間的な矯正は、即時的な症状改善効果があり、関節の解放に伴って音が発生することが多いです。一般的に行われている矯正はバキバキ、ボキボキと音を鳴らすように行う行為に近いことが多く、セラピストが行う関節矯正は一線を画します。関節構造への高度な知識の有無、関節可動域の見極めの有無、手技の必要性、目的の違いが指摘できます。

関節の動きが低下しているところにのみ、的確に施術できていれば、単回の矯正音(バキッorボキッ)になりやすいです。もし音が複数回するような(バキッではなくバキバキバキ!のように)場合は、効果が出にくく、むしろ傷める可能性が高くなります。この理由は、多くの矯正のような行為が「この体勢で捻れば音が鳴る」というテクニック先行が多く、正常な可動域を保っている関節にも、その矯正のような行為が及ぶ可能性が高いからです。そのため、不必要な複数回の音が鳴ることが多く、本来アプローチしなければならない関節への施術がかからない事にも繋がります。

効果よりも副作用が勝っているような状態です。皆さんもご存知の「捻挫」ですが、その定義は「関節が正常な可動範囲よりも外に出てしまう事」です。施術なのか怪我なのか、紙一重です。

当院は安全な施術で、問題を解消するアプローチを行います。

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